フィリピンを訪れると徹底した禁煙政策にびっくりされると思います。
2017年7月に発効されたフィリピン国内全ての公共の場所全てで喫煙を禁じる大統領令により、路上はもちろんのこと、ホテルの部屋も含め、公共の場所では喫煙は一切禁じられています。違反者には厳しい罰則が科されており、またたばこを未成年者に与えた場合、最悪禁固刑が下る可能性もあります。
厳しさは日本の比ではありませんね。
つまりは、喫煙者にとっては、かなり厳しい環境にあるのがフィリピンなのです。
ちなみに私はたばこ吸いません。なので、むしろ歓迎すべきではあるのですが、一方、私は日本株では、
日本たばこ産業(JT)
に多額の投資を行っています。
JTは株主優待もありますし、高配当銘柄としても知られてますので、投資先としては非喫煙者にとっても、とても魅力があります。投資していると、飲食店で隣に喫煙者がいても心に余裕が持てますしね!
さて、そんなJTの現在の投資状況です。
ぶっちぎりでマイナスです(苦笑
私は基本、株式は最低単元しか購入しないのですが、いつか値上がりするだろうとナンピン買いを続けていたらいつの間にかこんな株式保有数と金額になってました!
2019年6月28日現在ーーー
銘柄:日本たばこ産業
平均取得額: 3113円
現在値: 2379円
保有数: 1600株
評価損益: -1173784円
100万円以上の損失!
冷静になって見るとビビりますね、、、(苦笑
最近も以下のような記事が出てました。
www.nikkei.com
記事の内容を要約しますと…
・プルームテック新製品は競合(IQOS)に対して期待薄
・イランで買収した子会社がシェアを拡大しているが、アメリカのイランへの経済制裁が懸念材料になっている
・タバコ規制とESG投資の広がりで投資マネーが広がりにくい
・日本では2022年までたばこ税が継続的に引き上げが予定されている
もうこれだけ読むと可哀そうになってくるくらいです(苦笑
直近5年間の株価の動きは以下のようになっています。
一番株価が上がった2016年の約4600円の半額近くまで下がっています。
JTの場合、他にもリスクはあって、未だに日本国(財務大臣)が33.3%の株式を持っていたりして、もし売ることになったら、需給関係が大幅に崩れてさらに大暴落となるはずです。
もう売りたい(苦笑、、、けどこのまま損切りはしたくないので、、、放置します!
投資家のバイブルジェレミー・シーゲル教授の「株式投資の未来」によれば、1957年~2003年のフィリップモリスの年率リターンは19.75%で全銘柄中トップした。圧倒的なキャッシュフロー創出力で儲かったお金を配当という形で株主に還元しつつも、あらゆる訴訟を抱え、株価が抑えられていたこと、がその要因です。
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JTも既に配当利回りは6.3%、配当額も少なくても今後数年大幅減配は考えづらいです。実際近年配当額は増え続けています。
果たして逆風ばかりの「たばこ銘柄」に投資未来はあるのでしょうか?
私も若干めげそうではありますが、「ある」と思ってはいます。今後も各国で規制が強化され、喫煙率は減り続けるでしょう。たばこの値段が上がり続けることもほぼ確実です。
ただ一方でニコチンの中毒性で間違いなくタバコを吸い続ける人は一定数はいるでしょうし、あと何より「身体に悪い」と分かっていても、人間は合理的な判断だけで生きているわけではなく、たばこの持つある種のステイタスは生き続ける、とも考えています。
その辺はまた詳しくブログ記事を別で書きたいと思います。
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JTはひたすら塩漬けするとして、私としては、今後日本株の割合は減らし続ける予定です。全てをフィリピンに投資するわけではありませんが、かなりの部分をフィリピンとアメリカに振り分ける予定です。
私がフィリピン投資をはじめるきっかけになったのは、フィリピン現地ツアーに参加したことでした。成長する国の熱気と可能性を感じるには現地ツアーに参加するのが一番です。
私はツアーに参加することで自分の投資観と人生観が変わりました。是非皆様にも成長する国の熱気を感じて頂ければ、と思っています。
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