2020年7月5日日曜日

コネも学歴も才能もない人間がどうやって投資資金を貯めるのか? 営業の無限の可能性について

私はフィリピン株式、フィリピン不動産にプレビルドで購入し、まだ支払っていない金額もあわせると約3,000万円ほど投資しています。まぁまぁな金額ですよね(苦笑

ちなみに日々の暮らしは極めて慎ましい生活をしています。

ブログを書いていて、読者の方から質問を受けました。

質問Q

こんにちわ。質問です。

Phillipineinvestorさんはフィリピン株式や不動産に幅広く投資されている、とのことですが、その資金はどうやって貯めましたか?

私もフィリピンが大好きで度々旅行などで訪問していて、特に不動産に興味がありますが、そもそもお金がありません。

宜しければ、教えて下さい。

※質問はわかりやすいように多少デフォルメしています

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ご質問ありがとうございます。

投資のまずハードルになるのは初期資金ですよね。よく、

「3万円から始める~××」

とかいろいろな本が出ています。私自身少額からの投資を否定するつもりは全くないですが、やはり投資資金が少ないとリターンも限定的にならざるを得ません。

3万円で買った株式が10倍になっても所詮は30万円です。凄くうれしくはありますが、それで人生が変わることはないでしょう。

私自身は、普通のサラリーマン家庭に育ち、学歴も大卒ではありますが、いわゆる日東駒専レベルで、まぁ客観的に見て大卒の中では「普通」か「ちょっと下」レベルですかね、、、。別に自分を卑下するつもりはありませんが、常に客観視してみることはすごく重要だと思っています。

ただ、英語の勉強は好きだったし、校内の中では頑張っていたほうだと思います。今でも意識的に外国株のIR資料を原文で読み、ワカラナイ単語は非効率ではありますが、google翻訳で都度調べています。

文章全体を翻訳することも可能ですが、意識的に英語の文章に触れる機会を増やしています。

そんな私は超就職氷河期に就職活動をし、他の早慶クラスの大学に通っている人たちが面接に進み、内定を取る中、面接にすら進めずエントリーシートで落ち続けました。

そんな中、唯一内定が出たのが、当時聞いたこともない(自分ですら)あるインターネット系の広告代理店の営業職でした。

自分が頑張ってきた英語など全く関係なく(多少専門的な3文字熟語などありましたが…)、入社直後から怒涛のテレアポの日々が始まりました。

今となっては非効率極まりない営業スタイルで、正直かなりしんどい日々でした。

私が唯一救われたのが、「インターネット広告」業界そのものが大きく成長しており、私自身一兵隊という立場ではありますが、ある種その「熱狂」の中に身を置くことで、成長する業界、増え続けるニーズの中で営業として、もがき苦しみながらも自分自身が成長した、と感じることが出来たことです。

これは私が自ら望んだわけでもなく、

「たまたま」

でした。今にして思えば運がよかったですね。

そして、業界が成長を続ける中で、自分自身のキャリアアップと成長のために転職を繰り返し、今はある中小企業の営業マネージャー兼プレイヤーとして働いています。

当時のような「熱狂」はもうありません。自分も結婚し、子供を持ち、住宅ローンを抱える中で自分は仕事においては「安定」という道を選びました。

代理店時代は営業インセンティブが自分の給料に占める割合が高く、実際同年齢ではありえないくらい稼いでいた時期がありました。

また、「忙しすぎる」「実家暮らし」ということもあり、必要最低限以外はほとんどお金を使うこともありませんでした。おそらくですが、給料の半分ぐらいは貯金していたと思います。

そうこうしているうちに、30歳の頃には、約2000万円が貯まっていました。

これも「たまたま」です。

自分はほぼブツ欲もなく、ただただ与えられた目の前の仕事を一生懸命やっていただけでした。

そして、そこから「投資」の勉強をはじめ、今に至ります。なぜフィリピンに行き着いたかはまた長くなるので、また改めますが、いわゆる「女性絡み」からです…。

日本での「フィリピン」の地位の低さを嘆きながら、一方自分自身は日本でのフィリピンの地位を下げているその最たる要因である「女性」絡みでフィリピンに注目した、という自己矛盾を抱えています。

それを自覚しつつも、今はフィリピン経済のポテンシャルそのものに注目しています。

いずれにしましても回答になっていませんが、私の事例は「たまたま」であり全く参考にならないと思います。

ただ、フィリピンに投資をするにも新興国ならではの不確実性が満載ですので、借金などせず、自己資金でやることが大前提です。

ただ、一つ、コネも学歴も才能すらない、文字通り何の取り柄もない私は「営業」と「インターネット」の仕事に助けられました。成長する業界の「熱狂」に自ら置くことで、基本的に何も考えていなかったのですが、自分は成長することができました。

そして、その「熱狂」の中にいたことは今自分が注目している「フィリピン」に注目している理由の一つです。新興国の熱気=「熱狂」を訪問するたびに感じます。

私のように何の取り柄もない普通に方が人生で逆転するチャンスは正直少ないです。その中で「営業」職というのは、コネ、学歴関係なく、「給料」を増やしていける数少ない職種になります。

まぁ、私自身「長く続けられない」ということで、途中離脱してはいますが、この職種に助けられたのは間違いありません。

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多くの方が、

「出来ることなら避けたい」「忌避する」

営業職を真正面から学術的に分析したのが以下の本です。

「拒絶から始まる世界一やりがいのある仕事」

というキャッチコピーは私自身深く共感します。もし営業職で悩んでいる方、また、経営者やマネジメントの方などは「営業」という職種を深く理解するためにも読んでおいて損はないと思いますのでおすすめします。

[フィリップ デルヴス ブロートン, 関 美和, 岩瀬 大輔]のなぜハーバード・ビジネス・スクールでは営業を教えないのか?

なぜハーバードビジネススクールでは営業を教えないのか?

※Amazonリンクに飛びます

一番面白かったエピソードは、私が勤めている会社では、営業マンの管理にセールスフォース(SFA=営業支援システム)を使っているのですが、今マネージャーとして使っていると極めて優れた営業管理システムです。

ただ、私が現場の営業マン時代、SFAで管理されていた時代は死ぬほどうざかった…(苦笑

立場が変わると見方も変わるものですが、そんなセールスフォースがどのように営業マンを管理しているか紹介されている部分です。

なんとセールスフォースでは、営業マンがノルマを達成すると3日間のハワイのマウイ島の旅行にペアで招待されるらしく、毎年全営業マンの65%がそのご褒美を獲得している、ということ。

さらにその中でも選りすぐりのTOP営業マンは「ティファニーで朝食を」ツアーが用意されていて、ハワイ滞在中に運転手付きのリムジンで開店前のティファニーを訪れ、そこでシャンパンを持ったオードリーヘップバーンのそっくりさんに迎えられて買い物ができるらしいです!

なんとベタな!テクノロジーで営業マン用の管理システムを提供している会社の極めて人間臭いインセンティブと報償!

このエピソードそのものが営業という仕事の奥深さを物語っているように思いました。

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