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2020年7月4日土曜日
新空港で変わるフィリピンのイメージ
今は新型コロナウィルスの影響で海外旅行なんか考えられませんが、近い将来のうちにワクチンが開発され、治療薬も今のギリアドのレムデシビル以外にも複数開発され、おそらくですが、ウィルスと上手に付き合う「ニューノーマル」の世界で渡航制限も解かれ、海外旅行も解禁されると思います。
海外旅行で訪問先のイメージのかなりの部分を「空港」が担っている、と私は思っています。
例えばシンガポールのチャンギ国際空港。
私も2度ほどシンガポールに行ったことがありますが、「チャンギ国際空港」に降り立った時のそのスケール感、その綺麗さ、施設、サービスの充実度、テクノロジーに圧倒されっ放しでした。シンガポールと日本という国の差を感じてしまうくらいでした。
実際シンガポールのチャンギ国際空港は、「世界の空港ランキング」なるものがあるのですが、そのランキングで、2019年度まで7年連続で1位を獲得していて、もはや殿堂入りレベルです。
ちなみに我が日本では、2019年度のランキングで「羽田国際空港」が2位に選ばれるなど検討していますが、個人的には??ですね。
ただ、一つ言えるのはやっぱりアジア各国の空港と比較すると日本の「羽田」「成田」「関空」「セントレア」全てに共通で言えるのは
「綺麗」
であることです。規模感や施設の充実度は正直微妙ではありますが、トイレのきれいさ、治安の良さを空港から感じられること、明らかに他の国より優れている点であることは、日本を初めて訪れた外国人にとってもとてもセンセーショナルだと思います。
そこが海外からの旅行客の日本のポジティブイメージを決定づけている、といっても過言ではないと思います。
それぐらい「空港」はその国の「顔」として重要だと思います。
ちなみに以下が「世界の空港ランキング」のベスト10になります。
自分が行ったことがないのは、4位のドーハ、10位のチューリッヒになりますがどれも素敵な空港ですね。
世界の空港トップ10位
1:チャンギ空港(シンガポール)
2:羽田空港(日本)
3:仁川国際空港(韓国ソウル)
4:ドーハ・ハマド空港(カタール)
5:香港国際空港(香港)
6:中部国際空港セントレア(日本)
7:ミュンヘン空港(ドイツ)
8:ロンドン・ヒースロー空港(英国)
9: 成田国際空港(日本)
10:チューリッヒ空港(スイス)
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本題に入ります。
完成後にはなりますが、もしかしたら、というかかなりの確率でこのランキングに登場するであろう新空港の建設がフィリピンのマニラに近接するブラカン州で始まっています。そして、それを建設するのが、フィリピンの大手財閥サンミゲルになります。
サンミゲルと聞いておそらく一般の方がイメージするのは真っ先にこちらになると思います(笑
そう、ビールですね!
サンミゲルはフィリピンの大手財閥になりますが、その傘下には「サンミゲル・ブリュワリー」というビール会社があり、なんとフィリピン国内でのビール事業のシェアはなんと90!と事実上独占状態です。
そして、実はこの「サンミゲル・ブリュワリー」という会社は日本のキリンビールが約48%出資していて、日本が大きく影響しているのです。
おそらくこの事実を知っているフィリピン人はほとんどいません(笑 フィリピンの国民的ビールに日本も深く関わっています。
ちょっと話がそれましたが、そんなサンミゲルは単独1社でこの超巨大国家プロジェクトの開発をフィリピン運輸省と契約を締結しました。
まずは、イメージパースを見て頂いたほうが早いと思いますのでご紹介します。
イメージパースから伝わる超近未来的なデザイン。
2,400ヘクタールの土地に滑走路4本、誘導路8本、旅客ターミナルを3つ建設し、年間利用者1億人を想定している巨大国際空港です。
そして、空港建設だけではなく、周辺の鉄道や高速道路も含めたまさに国家プロジェクトが進行中です。
つい先日、この建設を担う「サンミゲル」の株主総会が行われたのですが、会社発表で、このコロナ禍においても建築を止めることなく、続行していくことが表明され(事実、今フィリピン不動産の建設は軒並みストップしています)その発表が好感され、株価はわずかですが、上昇しました。
こちらが、サンミゲルの株価の推移です。
コロナショック後、直近高値で1株190ペソほどあった株価は1株90ペソ以下まで文字通り大暴落、その後持ち直してはいますが、直近100ペソ前後をいったりきたりしています。
年初来からのリターンは-37%。
いずれにしても今回のコロナショックで依然株価は大きく下げたままではあるので、特にこの空港建設という日本円で1兆5000億円を超えると言われている、超巨大プロジェクトを勘案するとこれは「買い」です。超巨大プロジェクトであるがゆえ財務的な不安はありますが、これだけの巨大財閥でもあるので、それも問題ないでしょう。
フィリピン株式初心者に自信をもっておススメ出来る銘柄になります。
ただ、注意点としましては、一番のネックは、
「この空港はいったいいつ完成するのか?」
という点です。
もともとコロナ前まででは、2025年頃と言われていました。
しかし、この新型コロナショックで著しく開発スピードが落ちていると思われ、正直2025年はかなり怪しいと思います。株式投資を考えると、この完成タイミングまでは、株価の低空飛行は同時に覚悟したほうがいいかもしれません。
そうなると(株価は近い将来を見据えて値動きする=つまり完成タイミングが近づくにつれて大きく上昇するのでは?)という習性を勘案したとしても、最悪5年以上塩漬けの可能性もあり、時間的な部分でデメリットも大きいです。
投資額は慎重な判断が必要だと思います。
いずれにしても、フィリピンのイメージをおそらくいい意味でガラッと変えるであろう新国際空港。完成が楽しみですね。
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関連記事のご紹介です。
フィリピン株の鉄板おススメ銘柄はやっぱりジョリビーですね。
そして、フィリピンの財閥といえば「アヤラ」です。「アヤラ」なくしてフィリピンなし、というぐらいのフィリピンNo,1財閥です。そして、少なからず日本との関係も深いです。
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