2020年7月29日水曜日

フィリピン初の上場不動産投資信託(REIT)アヤラ財閥系列のアヤラランドの投資法人「AREIT」のIPOが承認! 果たして買いなのか?

私は不動産が大好きです。現物はもちろん大好きでフィリピンに2つコンドミニアムを所有しています。日本では高くて無理ですが、都心を中心に物件情報にはかなり詳しいです。


現物不動産だけではなく、日本でもいくつかREITを保有しています。

過去にも記事化していましたね。



ということで、不動産案件が大好きな私にとっても大ニュースのフィリピン初の上場不動産投資信託のIPOの話題になります!


しかも銘柄はフィリピンNo,1財閥であるのアヤラ傘下の「アヤラランド」。


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今回フィリピンの不動産ディベロッパーとしても最大手のアヤラランドは、不動産投資法人「AREIT」を上場させて、新規発行分含めて4億口以上を売り出します。


当初の想定上限価格は1株当たり30.05ペソだったのですが、最終公募価格は1株27ペソに下がりました。詳しい理由は私も知らないですが、このコロナ禍において、アヤラランドの業績も大きく下がっていること、市況環境の悪化などが影響している、と考えられます。


このアヤラランドのREITの「AREIT」はマカティ中心部中心のソラリス・ワン、アヤラ・ノース・エクスチェンジ、マッキンリー・エクスチェンジの3つの商業ビルで構成されています。また、上場後の資金調達後、アヤラランドの100%子会社ALOプライム・リアルティから、テレパフォーマンス・セブ(Teleperformance Cebu)を取得する予定ということです。


つまり、この「AREIT」を購入することは自動的に、マカティ、セブの商業ビルのオーナーになることを意味します。私はもっぱら住居用コンドミニアム専門でしたので、正直この物件の詳細がよくわからなかったのですが、調べたので一部ご紹介させて頂きます。


まず、ソラリス・ワンですが、マニラの中心部マカティのPEZA認定のオフィスビルです。24階建て、稼働率は現状100%となっています。


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また、アヤラ・ノース・エクスチェンジはオフィス、ショッピングスペース、ホテルを兼ね備えた複合施設になります。こちらも現在の稼働率は100%。マカティ中心部にあり、立地もよいです。


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いずれもマカティ、セブの一等地の商業ビル物件であり、稼働率もほぼ100%をキープしています。直近新型コロナウィルスの感染拡大にともなうリモートワークの普及、中国人の一斉帰国、オンラインカジノ事業の不透明感など様々な問題や懸念がありつつも、立地的なものや、経済発展にともなう需要の拡大等を勘案すると中長期的な視点で見れば、問題ないかな、と思っています。


組み入れ物件の詳細は以下もご覧ください。


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私が今回のフィリピン初の上場投資信託に注目している理由は、直近IPOしたMERRYMARTの上場後の株価の伸びがとても素晴らしかったからです。なかなかフィリピンの経済は厳しい状況にありつつも、IPOでは良い風が吹いているので、このビッグウェーブにはのってみたいな(笑 と思っています。


MERRYMARTの株価の推移

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MERRYMARTについてはこちらでも記事にしていますのでご覧ください。



1株1ペソが上場3日目には3.37倍の1株3.37ペソに暴騰!


さすがに今は若干下がっていますが、それでも2.5倍以上をキープしています。


さて、AREITがどうなるかは、見ものではありますが、私はぼーっとしているうちにMERRYMARTのIPOを見事に逃したので、今回はしっかりAREITには申し込み、無事、


2,000株 = 54,000ペソ分(約11万3000円分)


当選しました。


今回、8月3日時点でフィリピンの新型コロナウィルスの感染拡大はまさに最悪といっていい状況で、株式市場も絶賛暴落中です。市況は最悪ですね。もう、私の保有株式も笑っちゃうぐらい含み損を抱えていて、さらにペソの現金持ち分もあまりないこと、さらにREIT案件ということもあり、短期での利確というよりかは、配当含めた長期保有を前提としているため、抑えめの、約10万円ちょっとの購入になります。


実際の上場は8月13日予定になりますので、楽しみに待ちたいと思います。基本は一部売るかもしれませんが、長期保有のつもりです。


※8/8訂正 実際の上場日を勘違いしていたので修正しました

2020年7月19日日曜日

フィリピン、8月1日から長期滞在外国人の入国再開を開始予定

フィリピン政府は長期滞在ビザを保有している外国人の入国を8月1日から認めることを発表しました。

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フィリピン政府は3月下旬から外国人の入国を拒否し続けていたので実に4か月ぶりに外国人の入国を認めることとなります。主に、フィリピンに滞在していたものの国外に退避し、そのままフィリピンに再入国できなくなっていた駐在員等を想定しており、新規のビザの申請は受け付けない、とのことです。

また、入国再開するものの、入国に際し、新型コロナウィルスの陰性証明や隔離施設の予約が必要になるなど、詳細は未定ですが、いずれにしても条件はかなり厳しいので、ビジネス上どうしても必要な方に限った措置になると思われます。

依然として、感染者の拡大が止まらない等、状況はなかなか好転しませんが、「ニューノーマル」に向けて、確実に一歩一歩歩み始めています。引き続き状況を注視したいと思います。

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関連記事です。
投資先として、フィリピンの魅力を詳細にこちらの記事で解説しています。

2020年7月13日月曜日

ドゥテルテ大統領はまだまとも!? 世界各国、最高権力者とにかくヤバ過ぎです…

フィリピンの民放最大手テレビ局「ABS―CBN」ですが、ドゥテルテ大統領に批判的な報道スタンスから、再三大統領から威嚇され続けたあげく、5月には放送事業免許の更新を国会がスルーし、放送停止に陥っていました。
そして、今回7月12日にフィリピン国会の委員会は「ABS―CBN」の事業免許の更新を圧倒的多数で否決したため、放送再開の道のりが一段と遠のいてしまいました。


こちらですが、以前ブログにも書いたのですが、日本に置き換えると、自民党安倍政権に批判的なテレビ朝日がある日突然放送免許をはく奪され、テレビが映らなく、といったこととほぼ同じ意味です。客観的に見て、ヤヴァいですよね。




ドゥテルテ大統領の剛腕は政治的、経済的にも評価が高い一方、自分に対して批判的なスタンスのメディアや人物については徹底的に排除しようとする姿勢はまさにアメリカのトランプ大統領とそっくりです。

そんな剛腕だが、ヤヴァいリーダーを持つフィリピンですが、世界各国見まわしてみると「ヤヴァい」リーダーばかりです(苦笑

相対的な比較でみると、ドュテルテ大統領なんてカワイイものかもしれません。権力への固執、圧倒的な覇権主義、世界を混乱と混とんに陥れる身勝手な政策…。簡単にご紹介します。

まず、世界No,1大国アメリカのトランプ大統領ですが、今、トランプ大統領はより一層中国への対決姿勢を鮮明にしています。直近では、日本でも広く普及している短尺動画アプリの「tiktok」のアメリカでの禁止の可能性を示唆しています。


中国とはそもそも「イデオロギー」の対立があるので、まぁしょうがないかもしれません。特に直近の中国の横暴に対して怒りや不安を抱えている人は多いと思いますので、ひそかに応援している人も多いと思います。

ただ、トランプ大統領は相手を選びません(苦笑

欧州(EU)、イギリスとは政治的思想や自由や民主主義などを共有する「仲間」であるはずですが、こんな感じで、EU製品に新関税を検討中というニュースが流れました。



これは、航空機メーカーへの補助金をめぐる15年に及ぶ欧州との対立に関係している、とのこと。いずれにしても実行されれば、LVMHなどラグジュアリーブランドは多大な影響が想定されます。

自国の経済や企業はもちろん大事ではありますが、この全世界的な非常事態下でやることか、、、疑問に感じてしまいます。

そして、、、中国の横暴は今にはじまった話ではありませんが、、、ついに、香港は「本国家安全維持法」が制定され、「一国二制度」が完全に崩壊しました。

習近平首相は、トランプ大統領やドゥテルテ大統領のような激烈さはありませんが、淡々と中国覇権の道を歩もうとしています。

一方ロシアでは、7月1日に憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、これまた圧倒的多数
で改憲が支持され、プーチン大統領はなんと16年後の2036年まで政権を維持することが可能となりました。

もう各国、最高権力者好き放題やりまくりです(苦笑

一方、わが日本の安倍首相は? いろいろな評価がありますし、直近では長期政権の様々な弊害が出ているようにも感じますが、私のような経済至上主義者から見たら、アベノミクス含め、すごくよくやって頂いていると思います。少なくても上記あげたような他国の最高権力者と比べると当たり前ですが、まともです(苦笑

面白いのは民主主義、共産主義問わず、最高権力者の横暴というのは、あるものなのだな、という素直な驚きです。私はなにより自由と民主的なプロセスを重視する人間ですが、今回のコロナ騒動を見ていても、「自由」とは何か? を改めて考えさせられますね。

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関連記事ですが、改めて私がフィリピンに注目する理由、フィリピンに投資する理由をこの記事でご紹介しています。色々問題があることも自覚していますが、圧倒的な「熱狂」に私は限りない可能性を感じています。

2020年7月11日土曜日

Avida Towers Makati Southpoint 7月13日値上げ

私もプレビルドで購入しているフィリピンマカティの不動産

Avida Towers Makati Southpoint

ですが、地元不動産の情報によれば、7月13日から値上げになる、とのことで最後の駆け込みセールス中です。

ただ、このコロナ禍において、どれほどの買い手がいるのか正直??ではありますが、今までの例でいけば、プレビルドで販売しているフィリピン不動産は竣工までに複数回の値上げを繰り返していきます。

今回7月13日からこのAvida Towers Makati Southpointはおよそ6%の値上げになる、とのことでした。

いずれにしましても、フィリピン不動産業界が不透明な中で販売状況含め、注視していければ、と思います。

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フィリピン不動産投資は、フィリピンという国の成長性を考えるとかなり手堅い投資になります。詳細は以下記事もご覧ください。





パラワン島がアメリカ「Travel+Leisure」が選ぶベストアイランドに決定!

久々に新型コロナウィルス以外の話題をご紹介します。

アメリカで最も影響力がある旅行雑誌である「Travel+Leisure」(トラベル&レジャー)。

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こちらが選ぶ「ベストアイランド」にフィリピンのパラワン島が選ばれました!

私はフィリピンリゾートでは投資活動やリサーチもかねてセブには何度か訪問しているのですが、実はパラワン島には行ったことがありません。


パラワン島は「フィリピン最後のフロンティア」とも呼ばれ、熱帯雨林、密林に覆われた高い山岳地帯が島の大半を占めています。南部にはマンタリンガハン山(標高2,086m)という最高峰があります。

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パラワン島はフィリピン屈指の良好な漁場として、ダイビングスポットとして、また高級リゾートとして知られており、特に、島北部の町、エルニドは、高く切り立った大理石でできた数十の島々の景観と、美しい白砂のビーチで知られており、周囲に点在するリゾート・アイランドへの発着港でもあります。

これらのリゾートは島一つをひとつのリゾート施設が独占するという贅沢な造りのもので、隠れ家的なリゾートを求める観光客に大変人気があります。

2013年に初めて「ベストアイランド」として選ばれ、その後も、2016年、2017年と連続受賞、今回で4度目の受賞と近年は圧倒的な人気を誇っています。

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ウィルスの心配がなくなり、海外旅行が解禁された暁には、旅行先として是非検討していみたいと思います。

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フィリピンでのリゾート物件の投資といえばセブになりますが、投資家の与沢さんが購入された物件を詳しくご紹介しています。



2020年7月9日木曜日

フィリピン 新型コロナウィルスの感染流行で刑務所の過密対策のため囚人を絶賛釈放中

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フィリピンの新型コロナウィルスの感染者数増が止まりませんね。

検査数が増えてますし、もともと平均年齢が24歳と超若い国なので、そこまで心配する必要もないかな、とは思ってはいつつも、他の東南アジア諸国と比較するとうまくいってない感があります。

直近、7月8日には、ついに一日の新規感染者数が2486人と新記録を達成してしまいました…。



そんな中ですが、フィリピン自治省は以前から問題になっていた刑務所の過密対策にプラスして、新型コロナウィルスの感染阻止のため、3月から6月中旬までで合計1万5332名が釈放されたことを明らかにしました。

ウィルス感染拡大阻止のため、囚人を釈放する、というこれまた日本では考えられない策ですが、以下の画像見れば一目瞭然。万が一感染者がいればおそらく一瞬でクラスター化して感染が広がるでしょう。

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未だ勢いが留まることのない新型コロナウィルスですが、状況を引き続き注視していきたい、と思います。

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関連記事になります。

よくとく考えてみれば、フィリピン名物の「ジプニー」も3密ですね。移動も厳しく制限されている状況です。