2020年5月6日水曜日

【2020年5月時点】フィリピン株徹底紹介 フィリピン株初心者はまずは黙ってジョリビーを買え! 圧倒的バーゲンセール中です!

久しぶりにフィリピン株式の話題です。


新型コロナショックにより、ご多分に漏れずフィリピン株式も大きく下落しました。私はフィリピン株式に幅広く投資していますが、その中でも一番投資額が大きいのが

ジョリビーフードコーポレーション
Jollibee Food Corporation
※ティッカーシンボル JFC

になります。

新型コロナウィルスの影響もあり、2020年度はかつてないほど株価を下げており絶賛バーゲン価格になっていること、分かりやすいビジネスモデルとグローバルでの成長ポテンシャル等総合的に判断して、いま、ジョリビーは投資するには絶好のタイミングだと考えています。

ちなみに私は2018年度からジョリビーへの投資を開始していますが、まさにそこが直近の最高値で、ジリジリと値下がりしていて、下がるたびに投資を繰り返すナンピン地獄に陥っています…。

でも、めげません…。株価の復活とその後の飛躍を信じて投資を続けていきたい!と思っています。

この記事ではそんなジョリビーの事業概要なども含め、詳細を解説させて頂きます。

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ジョリビーフードコーポレーションはフィリピンを代表する外食チェーンになります。ジョリビーというと、赤いミツバチのキャラクターで有名な、ファストフード店ですね。



残念ながら日本への進出話は浮かんでは立ち消えになり、現時点で日本に店舗はありません。

ちなみに、ジョリビーフードコーポレーションは何もファストフードのジョリビーだけを運営しているわけではなく、ジョリビーブランドのほかに、チョーキング、グリーンウィッチ、レッドリボン、マンイナサール、バーガーキングといったブランドをフィリピン国内において幅広く展開しています。

そして、2019年度にはアメリカロサンゼルスのコーヒーチェーンの「コーヒービーン&ティーリーフ」を3億5000万ドルで買収し、ますます勢力を広げています。

全世界で展開している店舗数は4500店舗以上、そのうち3000店舗以上がフィリピン国内になります。

フィリピン国内ではファストフードの店舗数としては圧倒的1位をキープしており、全世界チェーンであるマクドナルドですら後塵を拝しており、

フィリピン人のソウルフード

として、広く愛されています。

「ジョリビー」はフィリピン株式投資初心者にとって最もとっつきやすい銘柄の一つだと思います。「外食産業」という分かりやすく、身近なビジネスを展開していること、今後も経済発展が約束され、人口ボーナスが続くフィリピンで圧倒的No,1チェーン&ブランドであり、国内市場が成長する限り、ジョリビーの成長もほぼ約束されている、といっても過言ではありません。
一方、海外展開にも積極的でファストフードのジョリビーの海外展開はもちろんのこと、M&Aで海外外食ブランドを買収し、ブランド数も増やしています。特にアジア圏だけではなく、積極的にアメリカを中心とした欧米市場に打って出ようとしている点は投資家の視点ではプラスですね。

フィリピン国内では新型コロナウィルスの影響でロックダウンが継続されており、株価、売上げともに大打撃を受けているジョリビーではありますが、あくまで一時的なものです。
中長期的に見てフィリピン人のソウルフードであり、かつアジアで唯一世界の外食企業でTOP10に入っており、フィリピン証券取引所での時価総額第3位のジョリビーのブランド力と成長性は今後もゆるぎない、と思っておりますので、今後も定期的に買い付けていきたい、と思っています。


では、ジョリビーの株価の動きをチャートでざっくりと見てみましょう。

まずデイリーチャートです。

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2019年夏ころには、240ペソ程度であった株価はコロナショック以前からジリジリと下げ続け、2020年1月には200ペソを割り込む水準まで下げていました。

マンスリーチャートを見ると、2018年末以降の株価の爆下げっぽりがハンパないです…。

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2005年以降10年以上にわたって多少の凸凹はあれば、一貫して右肩上がりを続けていたジョリビーの株価は2018年年末に過去最高株価の300ペソを超えた辺りから急降下…。

今回の新型コロナウィルスショックで、一時的にではありますが1株100ペソを割り、最高値の3分の1になってしまいました。その後、大きくリバウンドし、2020年5月上旬時点で、1株140ペソ前後をいったりきたりしています。それでもまだ最高値の半値以下の状況です。

次に売上げや利益の推移を見てみたいと思います。

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分かりやすいように売上げ、利益、1株あたりの利益を色分けしましたが、2018年度までは本当に素晴らしい成長ですね。成長著しい新興国ならではではないかな、と思います。
日本株ではなかなか見ないようなキレイな右肩上がりです。

一方、まだ2019年度の業績はABcapital上ではまとまっていませんが、2019年度の決算を要約すると、売上げは引き続き伸びたものの、利益は14%の減益となりました。

2018年末以降の株価の下げは大きく

・コーヒービーンの買収、過去の買収の現損処理等による、財務の悪化の懸念

・成長率の鈍化、減益による成長神話の陰り

・ロックダウンによる売上げと利益悪化の懸念

というまさにトリプルパンチによるものです。「外食」というセクターそのものがアゲインストですね…。

往々にして株価は「雰囲気」で動きますが、一方で、引き続きフィリピン国内、全世界ともに出店をアグレッシブに続けていますし、何より圧倒的シェアを持つフィリピン市場は今後も人口ボーナスや所得水準向上による購買力の向上の恩恵を受け、引き続き右肩上がりの成長を続けることは間違いない、と思っています。

2020年5月時点の株価は2013年時点の株価の水準であり、さすがに売られ過ぎ、安過ぎです。もちろん株価は単純な売上げ、利益だけではなく、いかに成長戦略を描くかが重要ではありますが、積極的な海外展開、M&Aなど、経営陣はやるべきことはしっかりやっている印象です。

今まさにフィリピン株式投資を検討している方は真っ先に購入検討に値する銘柄であると思います!以前の記事にも書きましたが、ジョリビーに投資することはフィリピンの将来に投資することとほぼ同義です。フィリピンの将来を信じて、私は今後も投資を続けていきます。

※といいつつ、株式投資は自己責任です。最終的にはご自身でよく考えて判断してください。

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2020年6月フィリピン証券取引所での久々のIPO銘柄「MERRYMART(メリーマート)」単なる流通銘柄を高をくくっていたのですが、まさかの爆騰! ストップ高を連発し、上場2週間で株価は3.5倍になりました!新興国らしいボラティリティーの高さですが、日本株はもちろんのこと、先進国株式ではありえない値動きを見せるのがフィリピン株でもあります。詳細は以下記事ご覧ください。







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