また気になるニュースをシェアします。
日本格付研究所(JCR)がフィリピンの格付を「A-」に引き上げた、というプレスリリースです。
なぜコロナ禍のいまなのか? という疑問は置いておいて、信用格付が引き上げられたことは「投資適格国」として、より一層の海外マネーの呼び水になる可能性があります。
まぁ、日本の格付機関はグローバルでの影響力はほとんどない、といってもよいので、現状においてはすぐすぐ投資マネーが爆増し、不動産や株式価値に好影響を与える、なんてことはないでしょうが、中長期的に見て、フィリピン経済及びフィリピンの将来にとって非常にポジティブなニュースになります。
JCRは今後のフィリピン経済について、今年は新型コロナウイルスにより縮小が見込まれるものの、中期的には6〜7%程度の成長に回復すると予想しています。
また、銀行部門の安定性も指摘し、フィリピンの銀行の平均自己資本比率は健全な15%水準にあると述べています。またフィリピンの対外債務残高が管理可能な水準(2019年末時点でGDP比22.2%)にあることや、外貨準備高の大きさも指摘しています。
今後については、国際的な格付け機関である、フィッチやS&Pがどのような評価を下すか、ですね。両機関とも今回それぞれフィリピン格付をフィッチが「BBB」、S&P グローバルは「BBB+」に据え置きしています。
また来年期待したいですね。
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